イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第26章 狂った果実~ユーリorゼノ編~
ゼノは、満足げに微笑むと、
スポンジを置き、
素手で、ユーリの肌を洗い始めた。
「あの、スポンジは…」
『あんなもので洗えば、傷が付く』
「俺、そんなに繊細じゃ…」
『お前の美しい肌を傷つけるのは、
誰であっても許さん。
例えそれが、スポンジであってもな』
(ゼノ様、
俺の為に、スポンジにまで嫉妬を…)
ユーリは、
嬉しさで胸がとくとくと鳴った。
ゼノは、後ろから抱き締めるような形で、
やさしく洗っていく。
大きく骨ばった手が、
ユーリの首筋から肩、
鎖骨へと滑べっていった。
「んっ…んっ…」
ゼノに直に触れられ
ユーリの興奮はあっという間に最高潮に。
どくん、どくん、どくん、どくん
アルバートに弄り倒され、
昂ったままの身体は
またすぐに熱が暴れ始めた。