第25章 狂った果実～ユーリorゼノorアルバート編～

「あっ……待っ…！」




これまで

机の陰になって見えなかった

ユーリの中心のモノが曝される。




ソコは、ぴょこんと立ち上がり

蜜でテラテラ光っていた。




（なっ…！

すでに勃起しているだと！？

これからゼノ様の前で辱めようと思っていたのだが。

俺のスパンキングだけで勃起したというのか。

なんと恐ろしい身体なのだ……！）




「っ……視ないで…っ」




ユーリはバツが悪そうに

視線を逸らした。




（……そうか。

これは…俺の勝ち……ということか）




アルバートは

クッ…と口の端を持ち上げた。




「変態はどちらだ。

尻を叩かれただけで

勃起させるとは」




「違っ……」




いまだ書類に目を落としたままとはいえ

ゼノの目の前で

男に叩かれて勃起してしまっている羞恥。





ユーリは

小さな身体をふるふると震わせた。