イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第25章 狂った果実~ユーリorゼノorアルバート編~
『身体を休めろ』
という優しい言葉。
しかし
その後に待っている『地下室』。
ゼノが何を考え付くのか
想像すらつかない。
が。
これまでの経験上
この上なく恐ろしい罰を与えられるに違いない
という事を
ユーリは知っていた。
逃げ出したい衝動にかられる。
が、それは出来ない、
いや、しない。
ユーリにとって
ゼノは
神に等しく、絶対的な存在。
ゼノが言うなら
罰だろうがなんだろうが
喜んで受けるべきなのだ。
(どうしよう…
どうしよう……っ)
ユーリは
自室のベッドで震えながら
夜を待った。
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