第24章 狂った果実～シドvsルイ編②～

ずっきゅーーーーーーん！！！




（うおおおおおお！！！）




蒼い瞳が

きゅるんきゅるんと不安げに揺れて

今にも零れそうだ。




（わざとか！？

自分が可愛いの分かってて、

わざとやってんのか！？）




愛くるし過ぎて言葉にならない。

俺は、

多分めちゃくちゃ真っ赤になりながら




『ああ』




うっかり頷いてしまった。




…………………………しまった！

天使ルイのアレを見るのに同意するとか！

何やってんだ俺！

ルイが穢れちまう！





内心、慌てる俺を後目に、

俺の返事を聞いたルイは、

すっと立ち上がり

上着を脱ぎ始める。




『お、おい、ルイ………あー…』




俺ともあろうものが、

驚きで口をパクパク、

ちゃんと言葉が出ない。




あっという間にルイは

ドレスシャツと

下着という

あられもない格好になった。




（な、生足があああああ！）




生足がつるんと美脚すぎて眩しい！




見ちゃいけねえって思うのに

目を逸らせない。




俺はどうしたら！？




と、

これまで淡々としていたルイが

突然俯いて。




「なんか……恥ずかしいね」




そう言って

ほんのり頬を染めた。