第24章 狂った果実～シドvsルイ編②～

（はあああああああ

あああああああ！？！？！？）




今日すでに

3度目の絶叫（心中）をしてしまう。




だってこんな…

何言ってんだルイ！




『おかしくねえと思うぜ』




諭すように言うと、

ルイはまた

不服そうに眉根を寄せた。




「……見てもないのに、

決めつけないで」




（いやいや、分かるから。

13歳なら、それ普通）




『いや、あー……

そういうのは、

もう少し大人になれば…』




「普通はそうなのかもしれないけど、

俺は……

普通じゃないかもしれない…」




『そう言われれば

まあ、そうかも知れねえが』




「……不安なんだ。

俺は……

みんなと違うんじゃないかって思うと……」




『ルイ…』




「……ハワード公爵が言うんだ。

『お前は皆とは違うから』って」




（ズレてんな、こいつ）

『それは、良い意味で言ってんだろ？』




ルイは

俺の前に回り込み

膝をついて俺の顔を覗き込んだ。









「……他に頼める人、いないんだ…








………お願い…シド。







…………見て…」