イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第17章 悪魔のお仕置き~ユーリ編③~
『そもそも…
立ち姿が良くありません』
ジル様は、
手にしておられた短い鞭で
ユーリたんの可愛すぎるおしりを
お叩きになった。
ピシャッ…と軽い音が響く。
「ぁっ…」
小さく声を溢して、
ユーリたんが頬を染めた。
(ジル様…
皮手袋に鞭、
似合いすぎです…)
『脚に力を入れて。
背筋も、
もっとしっかり伸ばしてください』
ジル様の鞭が
ユーリたんの膝裏から
背筋に向けて
つー……と撫で上げる。
「ぁぁっ…すみませんっ//」
ぞくぞくと背中を震わせて
更に真っ赤になるユーリたん。
『何を赤くなっているのですか?』
「っ…………
それはっ………………///
いえ、
こんなにたくさんの先輩方の前で注意されるなんて
俺、情けなくて…
恥ずかしくて…」
そう。
ユーリたん以外は
全員、ウィスタリア王宮で働く先輩執事。
ユーリたんは先輩執事に取り囲まれ、
見守られながら研修を受けていたのだ。