イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第14章 悪魔のお仕置き~ルイ編~
ソファーに腰を降ろし
ルイを後ろから抱き抱えて
その艶やかなラインの脇腹を
指先でゆっくりなぞるジル。
「ん…」
ルイは僅かに睫毛を震わせ
小さく声を溢した。
『いかがですか、ハワード卿』
「……別に…」
『やはり』
ジルはルイの胸の突起を
爪で軽く引っ掻いた。
「ん……」
また微かに声を溢すルイ。
『ここは?』
「……………」
『分かっていますよ……』
ジルはルイの両乳首を
少しキツめにクリクリと摘まんだ。
「ん……」
ルイが、
虚ろな瞳のまま
また小さく声を溢すだけ。
何を言っても
何をしても
反応の薄いルイ。
『分かっています。
これくらいでは
全く足りないことも…
ですから…』
(私を無碍にしていられるのも
今日までですよ)
『ですから
今日は
もう一人呼んであるんです』
耳元で面白そうに囁くジルの声に
ルイは表情を崩さないまま
振り返った。