第11章 狂った果実～ユーリorレオ編～

（え？え？

なに？

聞き間違い？

この可愛い子の口から

インランて

卑猥な言葉が聞こえた気がしたけど）




ユーリは

自分の身体をぎゅっと抱き締めて

震えながら立ち竦んだ。





「俺、数日前、

ジル様から

その…




『お仕置き』って言われて




え……えっちなコト、




いろいろされて……」




（うわー……ジル…

まただよ。

数日前って、

ユーリがウィスタリアに来たの

数日前じゃん。

目を付けるの早すぎ。

流石の変態っぷりだな）




「それ以来、

どうしてか分からないけど

ずっと身体が疼いてて……




今日、執務中に

そのことがジル様にばれちゃって…

『だったら私が鎮めて差し上げましょう』

って…」