イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第10章 狂った果実~アランorレオ編②~
『………………ふーん、なるほどね』
「え?」
その
あまりに小さすぎる声に
アランは首を傾げた。
情事を終えたばかりのアランとレオは
抱き合い、ベッドに沈んだままでいる。
「なんて…?」
『……………なんでもないよ』
レオは緩く首を振ってから
囁くように密やかに
言葉を零す。
『………アラン……交代』
「え?」
レオは
ふわりとアランに跨ると
これまで見せた事のない
甘く
蕩けるような笑顔で
アランを見下した。
とくん…
アランの胸が
また音を立てる。
(あ…………また見た事ない顔…)
『まだ…疼くでしょ?
身体……』
「え?………あ………」
(そうだ。
この疼きをどうしてんのか聞くために
来たんだった…
ってか、
なんで……疼いたままなんだよ///
えっちしたのに///
俺……やっぱり............?)
アランの心に不安が過ると
レオが優しい声音で言った。
『次は俺に愛させて。
鎮めてあげるから。
おまえの身体…』