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ピンチは彼氏を呼ぶ

第2章 始まりはピンチの連続


煙ちゃん、と呼ばれた人が鬼怒川先輩に近付く。

「いや、熱史待ってたんだけど。歩くの早いから追いつかなかった」
「言ってくれればよかったのに」
「…ところで、お前誰?」

お前、と言われて我に帰る。

「え?あ、私は望月渚です。一年の」
「こっちは三年の由布院煙。俺の親友なんだ」
「それより、ホームルーム遅れるぞ」

「「…あっ!」」

由布院先輩に言われて今の時間を思い出す。

「それじゃあね、望月君、本当にごめんね!」

私はお辞儀をして教室へ急いだ。

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