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ピンチは彼氏を呼ぶ

第7章 怪人はお出ましの時間


「はよー硫黄、渚」
「おはようございます立先輩」

あれから一緒に家を出て、まったり話しながら学校に向かっていた。

「あれ?渚、目見えんの!?」
「はい!なんか色々ありがとうございました」
「硫黄に変なこと、されてない!?」
「…人を変態呼ばわりしないでください」

それから昨日あったことを全て話した。硫黄君と幼なじみだったこと、女がばれたこと、目が突然見えたこと。

「立は知ってたんですか」
「まーな!よく女といると分かるんだよ♪」
「まぁある意味ではまだ彼女を守らないと、ですね」
「…すみません」
「気にすんなって!」


二人とはとても話しやすかった。そのせいか学校に着くのがすごく早く感じた。



* * * * * * * * * 



「なんで…なんで俺を見てくれないんだ…みんな蔵王へ取られるんだ…」

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