• テキストサイズ

【合同企画】洛山高校バスケ部の修学旅行【紅葉狩り】

第4章 星のや


「え、え……えええーー!!!」

「ちょっと小太郎、うるさいわよ!」

「レオ姉、テレビが無い!」

「星のやはそういう旅館なんだから仕方ないじゃない」

「だって……」

実渕の説教が効いたのか、小太郎は不服そうに黙った。

まぁ、落ち着いてラノベが読めるのはありがたい。

「普段の忙しさを忘れ、くつろいでほしいと言う願いからテレビがないんだよ」

文庫本を片手に赤司は言った。(同然ながらラノベではなく、某純文学だった)

「俺のくつろぎはテレビなんだけどなー」

葉山はスマホを取りだし、操作した。

すると、ぴたりと動きを止め、画面に見入った。

「はあああああ!?」

「うるさい小太郎!」

実渕の注意も聞かず、葉山はこちらへと駆け寄って来た。

「見て見て!こいつ今、星のやに来てる!」

それは、某SNS アプリだった。

《名前:タカメ
おは朝眼鏡、ドルヲタ先輩と京都観光なーうw星のやに着いたぜ!》



「……で?」

「黛さん鈍感だなー!こいつらに会いに行こうっつってんの!」

「は?」
/ 21ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp