第9章 大地の悩み
「コラッ!葵、勝手に部屋を開けるんじゃないよ。」
大地は葵を軽く叱った。
「ご、ごめんなさい。でもお兄ちゃん私の部屋には勝手に入ってくるじゃん」
葵は文句を言うと
「俺は兄貴だからいいの!ほらっ、夕飯喰うよ。」
大地は言いリビングへと戻る。
葵は横暴だと思いながらも夕飯を食べる為リビングへと戻った。
夕飯も食べ終わり
二人はリビングのソファーに座りくつろいだ。
「お兄ちゃん、火曜日練習試合だね。」
葵は嬉しそうに話す。
「葵は嬉しそうだな。お前が出るわけじゃ無いのに」
「だって~お兄ちゃんのバレーしてる姿が見れるから嬉しいんだもん♪」
「ははっ、葵はバカだな。本当ライバル校の応援なんかするんじゃないよ?」
大地は葵の頭を小突いた。
「それ、国見くんにも言われたし~。」
「……葵は国見くんと仲良いの?」
「うーん。男子バレー部の中でなら一番仲良いかも。でも国見くん子供扱いしちゃうし、結構酷いんだよね。」
葵はそんな事言いながらも楽しそうだった。
「へぇ……そっか。練習試合楽しみだよ。俺らも負けないからなっ!」
「へへっ!こっちも負けないよ~。」
二人はニッと笑った。
話も終わり二人は自分の部屋へと戻る
大地は部屋に戻り
(……国見か……ちょっと気になるな…練習試合の時見れるかな。)
葵が国見の話をしていた為少し気にかけていた。