第8章 青城の主将さん
「そう言えば青城は強豪校なんですよね?」
葵は男の子に話す。
「自分で言うのもアレだけどそう簡単に負けないよ?」
男の子は自信満々に言う。
(凄い自信……)
「フフッ。」
思わず葵は笑ってしまった。
「あっ!葵ちゃん今笑ったな~!俺の活躍ちゃんと期待しといてね☆」
そう言うと男の子は練習に加わろうとした。
すると葵は男の子のジャージの裾を引っ張り
「待って下さい!」
と言った。
男の子は後ろを振り返り
「おっと!大胆だねぇ。どうしたの?」
葵に笑顔で話す。
「あの、すみません……名前聞いてなかったから……」
「あっ、そういえば葵ちゃんに、自己紹介してなかったね!青城の男子バレー部主将及川徹だよ!ちなみにポジションはSだから。覚えておいてねっ」
及川は葵の頭を撫でて練習に加わった。