第5章 バレー部に行こう!
暫く二人は歩いていると
「国見ー!」
後ろから声が聞こえた。
二人は振り向くと男の子が立っている。
「よお、金田一!お前も今からバレー部行くのか?」
国見はその男の子に声を掛けた。
「あぁ、一緒に行こうぜ!てか、隣の子誰だよ?国見の彼女か?」
金田一は二人が手を繋いでた為そう言った。
「あっ、同じクラスの子だよ。男子バレー部のマネージャーするから一緒に来たんだ。彼女じゃないけど手を繋いでないとどっか行っちゃうから」
国見は葵を見ながら言う。
「金田一くん、初めまして。澤村葵
です。国見くん酷いよね!小さい子供扱いしてさ」
葵は国見に文句を言いながら金田一に挨拶した。
「俺は金田一勇太郎。澤村さんよろしくな!」
金田一も葵に挨拶した。
「金田一くん、背高いね~!凄い見上げちゃった!」
葵は金田一に話す。
「もうすぐ190㎝だよ。澤村さんは小さいな!何センチだ?」
金田一は葵に聞き返した。
「私は153㎝だよ。もうちょっと身長伸びて欲しかったんだけどね。」
葵は苦笑いした。
そんな二人の会話を聞いてた国見は
(俺だって背高いのに…………)
ムッとしていた。