第4章 報告
「ねっ、ねっ、烏野男子バレー部にも1年生入ったの?」
葵は大地に聞いた。
「あぁ、今日は二人だけどな。あと二人入る予定で居るんだけどみんな有望株だよ。今年の烏野は強くなる!全国目指すからな。」
大地は葵に向けて笑った。
「そうなんだ!お兄ちゃん嬉しそう!目指せ全国だね!」
葵もつられ笑顔になった。
「全国目指すには、青城も倒さないとな!」
大地は葵に意地悪そうに笑う。
「うん!お兄ちゃんが居るチームなら絶対勝てるよ!」
そんな事を言う葵に大地は
「葵は知らないだろうけど青城は強豪校だかんね。特にサーブが凄い奴が居るよ」
と話した。
「へぇ、青城強いんだね。知らなかった…けど、なんかちょっと楽しみになってきた!」
葵は嬉しそうにした。
「楽しみになってきたなら良かったよ。じゃあお互い頑張ろうな!」
大地は葵の頭をポンポンと軽く叩いて部屋を出ていった。
大地は自室に戻りベッドに寝転がりながら
(葵が青城のバレー部のマネージャーやるなんて思ってもみなかったな……多分隣の席の奴に良いように言われて決めたんだろうな……)
そんな事を考えていた。