第27章 初めての手作り
キャラメルが固まり
葵一口サイズに切り
ラッピングする。
ラッピングされた塩キャラメルが6袋出来た。
「あら、こんなに沢山あげるの?」
母は葵がラッピングした袋を数えながら言う。
「国見くんには一つだよ。後は友達二人にお父さん、お兄ちゃん、そしてお母さんに!」
葵はそう言って母に一袋あげた。
「お母さんのまで綺麗にラッピングしてくれて嬉しいわ。家事の合間に戴くわね。」
母は葵に向けてニッコリした。
6時前には大地と父が起きてくる。
葵は二人にも
ラッピングした塩キャラメルをあげ
二人とも嬉しそうにしていた。
葵は制服に着替え
朝御飯を食べ、いそいそと学校へ行く準備をする。
(国見くん喜んでくれるといいなっ)
葵は作った塩キャラメルを持ち
学校へ向かった。