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[ハイキュー!!]兄溺愛の妹物語

第25章 大地への気持ち


「うん。ドキドキはしないよ。逆に落ち着くかな。」
葵はフッと笑ってみせた。


「国見くんと手を繋ぐとドキドキしたり、緊張したりするだろう?葵が想う俺と国見くんの好きの気持ちは全く違うって事。だから今はそんな事考えなくていいんだよ。」
大地もまた葵を見て笑った。


「好きの気持ちが違う……確かにそうかも。」
(でも……もうお兄ちゃんに甘える事は出来ないかな……)
「ねぇ、お兄ちゃん……最後に甘えていい?」
葵は大地に抱きつき大地の胸に顔を埋めた。



(葵は俺の気持ちを知らないもんな…)
「最後か………うん、葵が俺にこうやって甘えて来るのは最後なのかもな……」
抱きつかれた大地は葵の髪を優しく撫でていた。



「お兄ちゃん……私…国見くんに告白するね」
葵は大地の胸に顔を埋めたまま国見に告白すると告げた。


「うん……きっとうまくいく…………
葵………顔…あげて?」


葵は大地の言うとおりに顔をあげる。
すると大地は少し切ない表情で葵を見て、そのまま葵の頬にキスをした。


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