第19章 消えない跡
今日で合宿は終わり。
早朝葵は昨日のこともあり
あまり寝れずに朝を迎えてしまった。
葵 は鏡を覗き込むと
腫れぼったい瞼に
「……酷い顔……」
ポツリと言い。
(まだ、消えてない……)
首にはまだ及川が残した跡がくっきりと残ったままだった。
葵はホットタオルを目元をのせ腫れを引かせていた。
(……腫れた瞼は少しはマシになったけど首の跡隠さないと……絆創膏は不自然過ぎるし……)
葵は首にタオルを巻いてみる。
(ちょっと変だけど絆創膏よりはマシかな……)
葵は今日はタオルを巻いて過ごす事にした。