第18章 及川のイタズラ!?
「うぅ…………及川さん……もうやめて下さい。」
身動き出来ない葵は泣きそうになりながらも訴えた。
しかし及川は止めず更に強い力で吸い付いているように感じた。
暫くし及川が葵の首から唇を離す。
「フフッ、上手く出来た!葵ちゃん、ごめんね。でも、俺を部屋にあげた葵ちゃんが悪いんだからね。………しばらく悩むといいよ。」
及川は意地悪く笑ってそのまま部屋を出て行った。
葵は起き上がり鏡で首を確認してみる。
首にはくっきりとキスマークが付いていた。
(及川さん、どうして……こんな事……酷いよ……)
葵は毛布を被り
「うっ……ひっく……うぅ……」
声を押し殺すように泣いていた。