第17章 卒業しなきゃダメ?
花巻は自分が寝る部屋に戻る。
中には及川、岩泉、松川が居た。
「マッキーお帰り~。毎日電話偉いね~!」
「戻ってくんの遅かったじゃん。そんなに電話で話す事あるんだ。」
及川と松川が声を掛けた。
「俺ってこう見えて結構マメだからね。遅かったのは葵ちゃんと喋ってたから。」
花巻は布団に座りながら話した。
「葵ちゃんも外に居たの?俺も行ってこよっ!」
及川はそう言って立ち上がろうとした。
及川の行動を見て隣にいた岩泉は
「お前は行かなくてもいい!つか、行くなっ!」
行こうとしていたのを止めた。
「……岩ちゃん、何で止めるの?ただ葵ちゃんと喋るだけなのに。別に何もしないってば!」
「及川は口ではああ言って本当に手出しそうだからなぁ。」
松川が口を挟んだ。
「うわ。松つんも何気に酷いんだけど。マッキーはそんな事思ってないよね!?」
及川は身を乗り出して花巻に聞いた。