• テキストサイズ

月島蛍くんの思うところ。

第1章 君ノ背中。[☆]








そう気づいた瞬間、僕の中で何かが切れたような気がした。


ぷちん、と音を立てて崩れたそれは、彼女を簡単に自分の腕の中へと引き寄せる。




『つっ……月島くん!?!!??』


「……やっぱり小さいね」




簡単に腕の中に収まってしまった彼女は、あたふたと慌てた様子で身体を硬くしている。

それに気付くと自分の口からふっと笑いがこぼれるのと同時に、抱きしめる力をぎゅっと強くした。



「椿さんは、今でも僕のこと好き?」



……少し、いじわるをしてみようかな。





そう彼女に問いかけてみた。





/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp