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プロポーズされてみませんか? 【短編集】

第13章 待ち伏せ 【烏養繋心】



「ああー、飲んだー!」
家に帰り、ベッドにダイブする。ヘアバンを取り、ワックスで固まった髪を少しだけほぐす。
「………意味ねぇ…」
先生に言われたことを天井を見つめながら考える。
いつか瀬良さんと飲みに行った時、思い切って聞いて見たことがある。なんで先輩を好きなのか。瀬良さんは
「うーん、まぁ幼馴染みによく見られるずっと一緒にいたからってのもあるし、なんにでも一生懸命で、危なっかしいところとか、人を見た目で判断しないとこ」
そう言ってた。そんな瀬良さんが何で俺に?瀬良さんが1番先輩に近いと思ってた。そんな瀬良さんが俺に?
「…それってつまり…………」
ある考えが頭をよぎった時、俺はベッドから飛び上がり、机の上の携帯を手に取り、瀬良さんに電話をした。
これはもうやるしかねぇ。せっかく瀬良さんがくれたチャンスだ、一か八かで……!!!


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