第2章 運命の歯車なんて言葉を僕は信じたくなかったよ・・・
亮「おお!大倉!」
忠「あ、亮ちゃん。やっぱりそろそろ更ける頃ちゃうかなぁ~って思っててん(笑)」
亮「バレた?(笑)今からロビーに鍵取りに行くとこ」
忠「俺も後で取りに行かないと。とりあえず、一回打ち上げ戻るは~」
亮「おう、おつかれ~」
忠「おつかれさま~」
ロビーに向かって歩いていると、明らかに良いことがありました的な顔した大倉と遭遇した。
彼女がらみの事かもしれへんと瞬時に察知したけど、色々と聞くのは今度にしようと思う。
今日は、なんやわからんけど・・・胸がザワザワすんねん。
「はい、こちらがお部屋の鍵となります。お荷物もお部屋にお運びしてありますので…………」
あーだこーだとフロントスタッフから説明を受けてやっと手に入れた鍵を指にひっかけて
くるりとフロントに背中を向けて、顔を上げた瞬間・・・
息ができなくなった・・・・
これは
なに?
本当に過呼吸に近いような状態になり、呼吸の仕方がわからなくなって
ようやく出てきた言葉が・・・
「絢華・・・」
「大丈夫ですか?!」
亮「大丈夫…」
「どーみても、大丈夫そうには見えへんけど。どうしよう…」
亮「ほんま、大丈夫、やから、疲れてるみたいやから、部屋で休めば大丈夫やから…」
「ほな、心配やし差し支えなければ部屋の前まで付き添います」
俺の頭の中は完全に思考が停止した。
目の前の女性が俺をひどく心配してくれてるのは何となく感じたけど
自分が何を話してるのか、相手がなにを話してるのか聞こえない、いや、聞けない程動揺してた。
4年前
俺の前から姿を消した彼女に
本当にそっくりだったから・・・。
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