第5章 好きな人
「それで、なんでわざわざ俺のベットで一人でシテたんだよ?」
奈々の服に手を掛け、脱がしていきながらチラリと奈々を見ると静雄はそう問いかけた。
大人しく脱がされながら奈々は静雄の問いかけに一瞬迷うようにするも、バレてしまっていたのだからいっそ正直に兄に自分の気持ちを伝えようと決心し口を開いた
「それは、お兄ちゃんの…」
「ん?これ…お前がここまで変態だったとはなぁ
いつも履いてなかったのかよ?」
「これはちがっ…」
奈々が気持ちを伝えようとした瞬間、上半身を脱がし終わった静雄の手がスカートにも伸び、そっとスカートを捲り上げると奈々が下着を身につけていないことに静雄は気付いた
必死に奈々は首を振るも静雄に信じる様子はなかった
「あんなに関わるなって言っておいた臨也の野郎も、自分から誘ったのかぁ?」
「誘ってなんか…!」
「うるせぇ…」
「淫乱な妹はきっちり俺が躾てやらねぇとなぁ?
もう他の男のところなんざに行かねぇよう、たっぷり躾てやるから覚悟しとけよ?奈々」
否定する奈々の言葉にキッと睨みつけるも、すぐにニヤッと笑みを浮かべると奈々の胸の突起を指でつまみ弄りながら言った