第5章 happyendは望めない
「大好きだっただよっ…駿…っ」
「…俺も…好きだった…っずっと…っ」
ふたりは、涙を流して笑いあった。
「私は…ずっと待ってる…。
あなたが、私を連れ出してくれるまで。」
「…ああ…。待っててくれ…
そしたら、俺の胸に飛び込んでこいよ。」
それはまるで、 ロミオ と ジュリエット 。
おとぎ話なんて、夢で終わってしまうものなんだ。
でも、女の子は夢と生きないと。
必ず、いつかは 王子様が助けてくれるから。
いつか なんて、私が知ってる訳ないでしょ?
それは 自分で作り出す 日 なのだから。
「あなたの勇気」が、 鍵になる。
そんな話、誰かが言ってなかったけ?
まあ そういうことなんだよ 恋 は。
「私はいつまでも待っているよ。」
だから、その時まで…。
さよなら。 ロミオ。
空は 広い青空を見上げた。
fin.
゚+o。Iwon't forget you。o+゚♡゚+o。。o+゚♡゚
―それは 淡い恋の物語―