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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第9章 記憶の中に @ 岩泉一×β





岩泉と遙は、身体だけの関係。


いわゆる、セフレというやつだ。



Ωである遙が発情期を乗り越えるために、付き合うわけでもなくずっと側にいてくれて、守ってくれた存在。



でも、そんな遙がαの男性に恋をした。



『でね、その人と今度ご飯行きませんかって言われちゃった!』


「そうか、それはよかったな!」



口ではそう言いながらも、密かに想いを寄せていた相手が他の男の話をするのは、なんとなく気に入らない。



「でも、発情期重なったらやばいんじゃないのか?」


『抑制剤飲んで行くから平気だと思う!』


「そうか…」



岩泉は複雑な気持ちを抱きながら、その場をあとにした。






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