第8章 イケナイコト @ 黒尾鉄朗×α
「遙ー大丈夫か…って…やっべ…」
授業中に遙が倒れたという話を聞いて、部活前に保健室に寄る。
恋人兼番であった黒尾は、遙の濃いフェロモンを感じ取って、身体に少しずつ熱を帯びていた。
「遙、大丈夫か?」
『んー…なんかポカポカする…』
「抑制剤飲んだ?」
『ご飯食べたあとに飲んだんだけど…なんか気持ち悪くなっちゃって…』
「そっか。」
黒尾は自身の欲情を精一杯抑えながら、遙の頭を撫でた。
寝ぼけているのか熱のせいなのか、まるで猫のように喉を鳴らす。
そんな遙に、黒尾の理性が切れ掛ける。
ベッドに遙を押し倒し、激しいキスをする。
『んっ…くろ…あっ…』
「…ヤろうぜ。」
『ここ学校だよ…だめ…』
「お前が欲情させたのが悪い。」