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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω

第7章 お前を守るのは(後編) @ 国見英×β






後日。



「…及川さん、先日はどうもありがとうございました。」



部活が始まる前の部室で、国見は及川に(一応)お礼を言っておこうと思い、及川を呼び出した。



「びっくりした…俺てっきり国見ちゃんが告白してくるのかって…」


「流石の俺でもBLはあり得ないですし及川さん頭ヤバイですね。」


「俺先輩なんだけどなぁ…」



及川は満更でもない顔で国見を見た。



「…なんですか。」


「いや、お盛んだったんだよね。わかるよ。」


「!?」


国見は驚きの表情を見せ、及川から目を逸らした。



それを見てニヤつく及川。



「…跡とか付いてます?」


「さぁ?見てくれば?」


「…失礼します。」



そう言って国見は首元を隠しながら急いで部室を後にした。



(適当に言っただけなんだけどなぁ…。)



そう思いながら、クスクスと一人部室で笑う及川であった。



それを矢巾が見ていて、気持ち悪いと言われたのはこの後のお話。




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