第3章 身代わり @ 岩泉一×β
結局、岩泉は3回中に出したし、遙は何度絶頂を迎えたかわからないくらいだった。
後処理をしていると、岩泉が口を開いた。
「今は番いないのか。」
『うん、だから1人でするしかないかなぁ。ごめんね、ほんとにごめん。』
遙は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俯いて泣きそうになる遙を、岩泉はそっと抱き締めた。
「俺はβだから、お前がいつ発情期だとか全然わかんねーけど、辛くなったらいつでも来い。何とかしてやる。」
『…悪いよ、迷惑かけちゃう。』
「乗り掛かった船だ。それに、辛そうな篠田はなんか好きじゃない。」
『何それ。』
そう言いながら、岩泉は遙の手を握った。