第13章 無防備に寝てはいけないよ?
『おはよー!みんな!』
鳳「おはよう、名前ちゃん」
なでなでしてくれるチョタ先輩。
跡部「おい、お前今朝どこ行ってた?」
『今朝?んー寝てただけ』
忍足「どこで?」
『魔王の部屋で』
日吉「魔王…?」
『あ、間違えた!幸村さんの部屋で!』
跡部「!!幸村だと!?なんでそうなった…!」
忍足「跡部落ち着きや」
『あぁ、なんか私が離れなかったみたいで』
跡部「なんで俺様じゃなく幸村なんだ?そこは俺様でいいだろ」
宍戸「そこかよ」
『昨日ね、お腹すいちゃって食堂に来たら幸村さんと会ったから話してたの。そしたら寝ちゃって』
向日「無防備すぎだぜ、お前」
跡部「今後絶対に男の前では寝るなよ、いいな?」
『へーい…ってか、昨日夕食食べてないからお腹すいた!なんか美味いもん食いたい!』
日吉「言葉遣い………(ボソ)」
跡部「なら俺様が飛びっきりいいものを食わせてやる」
『やった!部長ふとっぱら!』
忍足「危ないわ、あの子」
日吉「食べ物で釣れますね」
向日「その言い方やめてやれよ」
幸村そっちのけで名前はご飯にありつくのであった。