第2章 二時間目 〜バクバクの授業〜
一時間目は地理だった
なので、地理・歴史担当の翔くんが来た。
「はい、今日は今までの復習って事でこのプリントをやってね」
そう言って配られたプリント
「うわ…難しそ」
手元に来たプリントは内容をザッと見ただけでも嫌になるものだった。
「やる気うせる…」
そう言いながらも私はプリントに取り組みはじめた。
…どれだけ時間がたったのだろう
頭が全くまわらなくなり、しまいには手元さえも動かなくなった
「飽きた」
完全に勉強に飽きてしまった私は翔くんの方を見た。
翔くんは、一番前の席に座っていて机に頬杖をついた状態で一番前の生徒の解いているプリントを眺めていた