第2章 二時間目 〜バクバクの授業〜
全ての授業が終わり、私は帰る準備を始めた
はあ、今日の一時間目は本当に最悪だった
嫌なことも考えちゃう嫉妬もする
「」
そんな事を考えていたら突然話しかけられた
「は、はい!…あ、隼人君?」
私を呼んだのは隼人君だった
「今日、一緒に帰んね?」
「え?」
い、一緒に帰る!?
……そ、それはまずくないか!?
だ、だだって他の皆は私に彼氏が居るって事を知らないし、私と隼人君が一緒に帰っている所なんて見られたら…絶対に勘違いする!
だけど、断る理由が言えないし……
「い、一緒に帰るのは良いんだけどさ、メイ子も一緒に良い?」
三人で帰れば皆、勘違いしないよね
「新川か?」
「うん、そう新川メイ子!…お願いします」
そう言って私は頭を下げた
「べ、別にいいから!!それより、顔、上げろって」
よ、良かった…
これで勘違いさせられずにすむ
私は嫌がるメイ子を無理矢理引っ張り隼人君と一緒に帰った