• テキストサイズ

スー繝�ー弾ガん繝ュ繝ウパⅡDa1 Dream St0rys

第3章 プロローグ 2


と、いうことで。
私は今、みんなが集まるという例の教室にいます。
まだ誰もいない静かな部屋の中の席のひとつに腰かけました。
ガタゴトと大きな音を出してしまい、無駄にキョロキョロしてしまいます。
今回私は彼らと同じ立場の振る舞いをしなければならないので、ヘマをしないかと緊張しています。だから丁寧口調になっちまいます。
……それはいいとして。
まず、1人目が入ってきたらどういう反応をすればいいんだろう。
笑顔で出迎え?。いや、ダメだ。
彼らに合わせる?。それとも……。
……あ、そうだ。
寝たふりをすれば反応とかいらないよね。
よし、そうしよう。
さっそく机にうつ伏せだ。



「ミナサーン、あちしは魔法少女ミラクル☆ウサミ。略してウサミでちゅ!」
な、なんだ……?。
はっ、ついガチ寝しちゃってた。
「あれ? これは幻覚かな? 僕にしか見えてない幻覚なのかなー?」
「いや、俺にも見えるぞ、確かにチワワが喋ってた」
やべッ、みんな集合しきってる。
教卓の上には"ウサミちゃん"がいる。資料とそっくりだ。
「ミナサン、ウサギという動物を知っていまちゅか? とってもモフモフで愛くるちいんでちゅ。あちし、それなんでちゅよ」
動いて喋って思考の存在するぬいぐるみ……現実的に言えばキモい。
「ほわわ、誰でちゅか? 今キモいなんて言ったのは」
『え、声に出てた?。』
「コラ、希灯さん! 失礼でちゅよ、先生は傷つきまちた…」
私って思ってること口に出すタイプだったっけ?。
…まぁ、いいか。
どうでもいいや。
『ごめんね、先生。私、自分の意思で動くぬいぐるみって初めて見たから……。』
「そうでちゅか。じゃあ今回は許ちてあげまちょう!」
泣き顔になったり笑顔になったり、忙しいぬいぐるみだな。
………。
それにしても、やけに眠いなぁ。
うたた寝ってレベルじゃない。すごく眠たい。
さっき寝たのがマズかったかな……。
……がんばれ、眠るな私。
……………………。




/ 292ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp