• テキストサイズ

スー繝�ー弾ガん繝ュ繝ウパⅡDa1 Dream St0rys

第40章 エピローグ


…………。
終わってしまいました。
結局、こうなってしまうんですね。
僕は僕のまま。
僕以外の彼らも、そう。
誉稀がやったことは意味のないことです。
5回目の裁判が終わった後にやり直しなどせず、大人しく卒業試験に臨んでいればよかったのに。
本当に失われる命など何もなかったのに。
余計なことをしたせいで、自身の未来を無駄にしたわけです。
……けれど、彼女の目的は果たされました。
「全員を生かして現実世界に帰す」。
わざわざ誉稀が自分を犠牲にして叶えた願望ですが……結果はどうでしょう。
「全員」とは島生活で共に過ごした入学時の姿の彼らのことでは?
「僕」のことでも、今ポッドの外で慌てふためいている「彼ら」のことでもないはずです。
命を賭した代償にしてはあまりにも侘しい結果になりました。
この結果を誉稀がもう知ることができないのが、せめてもの救いでしょう。
ですが、そうですね……このまま僕がポッドから起きて、外の世界に出たところで……何が起きるかなんて想像するまでもありません。
あまりにもツマラナイ。
この先もずっと、生きている限り僕の無感動は続いていくんでしょう。
いっそのこと、この体を元の人格に返した方がマシじゃないかと思えます。
何より、僕が消えて悲しむであろう誉稀ももう居ませんし。
僕も退場するとしましょう。
絶望した天才より、希望を抱いた凡人……あなたならそうですよね、誉稀。









/ 363ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp