第8章 毒の時間
~烏間side~
今、本部からの電話が来ている。
その内容は…殺し屋をE組に送り込む…と言うものだった。
烏間「…それで、その人物はどのような。」
本部長「手練だよ。世界各国で11件の仕事の実績がある。
正真正銘…プロの暗殺者を送り込む。」
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それから少し長く時間がかかり、生徒は全員帰宅したようだ。
すると、校庭に人影が見えた。
少し近づいてみると…金髪の髪が見えた。
間違いなく高瀬光だ。
烏間「そこで何をしているんだ。もう、他の生徒は帰宅したぞ。」
と、声をかけると高瀬は振り返り
光「あ、烏間先生。どうも…今、ナイフで不意打ちとかできるように
練習してたんスよ。」
と、言った。
驚いた。
彼女は努力、というよりも元からある才能で暗殺をするのだろうと思って
いたからだ。
烏間「…そうか、だがもう遅い。家の人も心配するだろう。」
光「あ、でもまだ…」
烏間「まずは、継続する事だ。一気に鍛えても怪我をするだけだろう。」
そう言うと、彼女は渋々帰宅する事にしたようだ。
すると彼女は突然何かを思い出したように振り向き、
光「あ、そうだ。何か不意打ちとか、ナイフを使うときのコツとか
ってあります?」
と、言った。
烏間「そうだな…まずは基礎を鍛える事だな。それができるようになったら
教えよう。」
そう答えると、彼女は納得が行かない、と言うような表情をし
光「そうですか…まぁ、確かに。俺はまだまだですもんね!
失礼します!!」
と、言い帰って行った。
彼女は少し…いや、かなりプライドが高いようだ。
しかし努力家で、実力も高い。
どうやらこの教室は、暗殺に有力になりそうな生徒が多いようだな。
~烏間sideEND~