第33章 先攻の時間
『E組の攻撃、一番サード 木村君。』
まずは俺らの攻撃。進藤が余裕そうにマウンドに立っている。
すぐに俺らが脅威だって事を、思い知らせてやんよ!
そして木村がバットを持ちながら 準備体操をしている。
木村「やだやだ。どアウェイで学校のスター相手に先頭打者かよ。」
まあ、確かに。先頭打者はプレッシャーだよな。
光「大丈夫だろ。いくら怪物とか呼ばれてても 同じ中学生だし、
それに学校のスターは俺だし。」
渚「最初良いこと言ってるのに、最後の一言どうしたの。」
木村「さすが高瀬…まさかそこまでナルシストだとは。まあ、でも
おかげで緊張とか無くなったわ。サンキュ。」
光「二人とも…褒められてんのか、けなされてんのか
わかんねぇよ!」
渚はうーんと悩みながら
渚「褒めてると思うよ、一応。」
と言った。
一応ってなんだよ!一応って!!
まあ、とりあえず置いといて
光「木村!頑張れよ!懇親の一発 かましてやれ!」
そう言って拳を突き出すと、木村もグッと拳を出してくれた。
よっしゃ、行くぜ!!