第24章 仕返しの時間
~前原side~
高瀬は、始めから綺麗だとは思ってたけど 特別な恋愛感情は無くて、
1回ぐらいデート出来れば良いな、ぐらいにしか思っていなかった。
それでE組で一緒に暗殺するようになってから、普通に良いやつで
おもしろいし、なんかモテる理由がわかったような気がした。
案の定、E組でもすごいモテっぷりだ。
けど、恋愛感情までは発展しなかった。
…そうだったんだけど、今の言葉聞いたら 惚れずにはいられないっしょ。
つーか、なんであんな男が喜ぶセリフ サラっと言えるんだろうな?
そこもモテる理由なのかな。
…まあ、とりあえず今までみたいに遊びじゃなくて
高瀬の事、本気になるのも悪く無いよな。
前原「なぁ、磯貝。俺 高瀬の事、結構本気になったかも。」
と、隣にいる磯貝に話しかけた。
磯貝「っ…!!まぁ、惚れたのはしょうがないし…けど、俺も高瀬の事
本気だから。」
そう言って、磯貝は笑みを浮かべた。
本当、コイツも良いやつだよな。俺のこと恨んだりしないんだもんな。
前原「悪いけど、俺も本気で行くわ。」
と、俺もニッと笑って言った。
さあ、高瀬は誰を選ぶのかな。
~前原sideEND~