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天地無用【鬼灯の冷徹】

第1章 天→地


う〜ん、華ちゃん遅いな

お風呂で滑って転んでたらどうしよう!

「そんなわけないと思うけど…暇だし見に行っちゃお」

この男白澤、華子がこの家には幽霊が出ると言ったので

それを利用して驚かせようとしているのである

「ふふん、ふふふ〜ん…華ちゃんはどこかな?」


その頃私は…

「さて、お風呂の準備もできたし、戻るか」

っと、喉乾いたからお茶飲んでこ


やっぱり、この家って広過ぎるんだよね
なんか出そう

「…出るんだけどね、お、お化けとか?」

コップにお茶を注ぎ口元へ持っていく

口元へ持っていく

口元へ

「ッ⁉︎」

何かが私の口を塞ぐ。何だろうか、冷たい…これは手?!

「んんー!」

だめだ!離れない

こうなったら、、ごめんね緑茶さん!勿体無いけどこうするしか!

バシャ!!

コップに入った緑茶を背後にいるであろう、何か、に向かってかけた…すると


「熱ッ!?すごく熱い!!」

「え、白澤さん?!」

手が離れたと思ったら、聞き覚えのある声が聞こえ

「ご、ごめんなさい!!は、はやく冷やさないと!」

が、濡れタオルを持ってきたときにはもう火傷の痕は無くなっていた

「あ、れ?どうして、火傷は?」

「ああ、僕神様だから」

これくらいの火傷は数分も経たないうちに治ってしまうそうだ

「そうなんだ、でもごめんなさい。熱かったでしょう?」

「うん、そりゃあ熱かったよ熱すぎて死にそうだった、死なないけどね」

本当に大丈夫なのだろうか…つーか本当に熱かった?


「で、白澤さんは何しようとしたの」

「ちょっと驚かせようと思ってね」

「あの、本当ごめんなさい!ちょっと驚かすだけのはずが火傷までっ…ほんっとすみません!!」

土下座する勢いで謝る

「ちょっと、やめてよ華ちゃん!そんなに謝らないで!べつに僕はもう平気だからさ」

いや、平気って言われてもあんた神様だから
神様傷つけたらあれかな、私は地獄行きか?
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