第2章 1.
玉森「…あれ、俺たちの事知ってるの?
関係なくても、目の前で女の子がこんなに泣いてたらほっとけないの。」
私をまっすぐに見つめる瞳を見て、
今日一度も目を合わさなかった涼太の事を思い出した。
まだ1時間も経っていない失恋、という出来事。
収まっていた涙が、こぼれ落ちた。
?「あああ!タマが女の子泣かせた!!
しかもこの子、タマのことしか分かってないよ〜!」
トイレの人が焦ってそう言いながらも、号泣しだした私の背中をさすってくれた。
泣きぼくろの人が慌てて差し出してくれたタオルを顔に覆いながら、私はさっきよりもたくさんの涙を流す。
玉森くんは、ごめんね、泣かせるつもりじゃなかったんだ、と必死に謝ってきてくれて、
サキ「玉森くんが悪いんじゃないです、ただ少し思い出しちゃって…それで…」
必死に違うことを伝える私。
結局、3人は、頭を撫でてくれたり、お水を買ってきてくれたりして、泣き止むまでそばにいてくれた。