第5章 ダイアゴン横丁
ハリーside
昨日、ハグリットという森の番人をしている人が来て僕が魔法使いだと知った。
それから、漏れ鍋という所では沢山の人に握手を求められたり泣きだしたりと自分が有名な人だったなんて知らなかった。僕のお母さんとお父さんは交通事故ではなくヴォルデモートという人に殺されたらしい。
そして今日はハグリットとダイアゴン横丁に来ていた筈なんだけど、今いるのは薄暗くて黒いフードを被った人が沢山いて気味悪い場所。ハグリットとはぐれて迷子になってしまった。
どうしたらいいか分からなくてキョロキョロしていたらいきなり腕を掴まれた。
「坊ちゃん、迷子かね?((ニヤニヤ」
「え、あ、ぇっと」
「私が連れて行ってあげるよ((ニヤニヤ」
「あ、の大丈夫、です」
「遠慮しなくていいよ、ねぇ」
グイグイと引っ張られていく。
離してもらおうとしても、凄く力が強い。
こうしてちゃ駄目だ、そう思い
「やめて!」
「離して!やめて!!」
叫んだ
すると
「彼は僕の友人なので離して頂けませんか」
僕と同じ位の歳の男の子が来た。
そして
「違います、迷子じゃありません。なので離してください。じゃないと―――ブツブツ」
ボンッ
何を言ったか分からなかったけど、いきなり音がしておばさんはそれを聞いた瞬間悲鳴をあげて逃げて行った。
いつの間に僕の杖を持ってたけど、
ダイアゴン横丁まで送ってもらい、ハグリットと合流できた。
自分のせいだと言って、あやすのが大変だったけどね。
あの子僕と同じくらいだったな
あの子もホグワーツに入学するのかな?
なんかこれからが楽しみ!