• テキストサイズ

「 水色の革命 」

第9章 文化祭



お店に入ると、やはり真っ暗だった。

待合室ではまだお客さんもいっぱいいる。
どうやら教室を二クラス使っているらしい。

私達三人は受付で券をもらい、
お化け屋敷の行列に加わった。

翠「う~。なんか緊張する!!!」

刈「高校のは少しクオリティが高そうですしね。」

翠「あ、わかるそれ。全然違うんだよね~」


(なんでそんなウキウキしているの…!!!)


私は今も脅かしが
くるんじゃないかと怯えているのに
二人は呑気に笑いながら話をしている。


(や、やっぱりこの人達は強いんだな…)


沙「こっ、怖いです…っ」


私なりに精一杯の声をだして助けを求める。
せめて三人一緒に入りたい。

もしかして一人一人じゃないよね…?

行列の先を見てみると、
お客さんがなんと一人ずつ入っていく。

翠「あ、一人ずつ入るんだね。」

(う、嘘だろ・・・!!!!)

私は体中の力が一気に抜けて倒れそうになる。

ひ、ひとりでなんてもし失神したら・・・!!


次々に嫌な想像が能面にフラッシュしてくる。



そうしているうちに、ついに

お化け屋敷のスタート地点まで来てしまった。

/ 586ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp