第8章 一致団結
出し物が決まったところで、
次は準備にとりかかる番だ。まだまだ
仕事は沢山ある…少しだけ憂鬱になった。
出し物はコスプレ喫茶なので
まず、何にコスプレするか。
それを最初に決めることとなった。
五「まぁこのクラスは
家庭科と美術は天才レベルだ。
衣装とかは作れんだろ。じゃぁ…えっと」
翠「はいはい!皆が紙にそれぞれコスプレの
衣装を書いて、後でクジにして引く。
で、その引いたものの衣装を着るってのは!?」
美「それなら公平だし、面白いんじゃない?」
五「よ~~し、じゃあさっそくやるか!!」
「うぃ~~~~~~~~~~~~っす!!」
こうして、わら半紙が配られ、それぞれ
思い思いの衣装を書く事になった。
「私面白いのかいちゃお♪」
「えぇ~?私は定番のだよぉ?」
「俺はナースとかだな!」
「えっ、ちょお前キモいぞ」
「あれ?そういうお前も猫じゃねーかよw」
沙「皆楽しそう…」
刈「文化祭って、こんなにワクワクするんだね。」
沙「嶋瀬君は何て書いたの?」
刈「…内緒。」
沙「さすがに教えてくんないよねぇ」
刈「そう言う黒翔さんは。」
沙「私は…内緒…。」
刈「君もじゃないか。はははっ」
刈真がとても楽しそうにしている。
(いい文化祭になったらいいな…)
私はその笑顔を見ながら思っていた。