第8章 一致団結
翠「さてと。どう決めるかな?」
「あたしこの中ならクレープ屋がいい!」
「えぇ~?私コスプレ喫茶がいいなぁ」
「お、俺も喫茶店がいい!!」
「えっ、なんかキモイぞお前。」
五「んまぁ~できるっつったら
クレープ屋か喫茶、クイズだな。
悪いがお化け屋敷はもうほかで決まってんだ。」
刈「でも、たとえどれかに決定しても
なんだかイマイチ足りない気がするよ。」
沙「そうなの?」
「あっあたしもそう思う~!!!」
「けれどやっぱコスプレ喫茶はやりたい!!」
「え~。だってクイズの方が恥ずかしくないよぉ?」
クラス皆が頭を悩ませる。
担任の五十嵐はと視線を向けると、
呑気にコーラを飲みながら鼻歌を歌っていた。
(担任がしっかりしてよ!!!)
翠「どうすっかなぁ」
刈「黒翔さんは何をやりたい。」
沙「え、えっと…コスプレをしないなら
喫茶店がいいと思ってます!」
刈「そっか。」
刈真が優しく微笑む。
私にその笑顔を向けてくれるのは嬉しいが
少しぐらいは翠に向けてもいいんじゃないだろうか。
悩ましいところだ。