第7章 ″みんな なかよく″
大「…。まぁ、あのなぁ…。
ああ!もうっ。
お前のことが好きだからこんな事
やって欲しくないんだ!!!!」
美「!!!!!」
クラス「!!!!!」
「あららぁ?これって…。」
「 告白 ってやつですねぇ!!!」
ヒューヒュー!!!!
パチパチパチッ!!!!
たくさんの冷やかしの声と拍手。
沙「あらら…。」
刈「ははは。このクラスはノリだけはいいね。」
大きな歓声に包まれる二人。
少し照れている大河をよそに
美紀の顔はみるみるうちに真っ赤になっていく。
「美紀ィ!!良かったねぇ!!!」
「こんやろ大河ァ!!ヒューヒュー!!」
いじめグループの人らも皆はやし立てる。
なんだろう。この穏やかな気持ちは。
ついさっきまでは
いじめっ子といじめられっ子という関係だったのに。
ついさっきまでは
すごくすごく嫌な人達だったのに。
心のそこから
まるで友達を応援したいような気持ちになる。