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白い小悪魔は誰のもの?

第13章 ★狂い出す歯車★






一度あることは二度あるとはよく言ったものだ....






次の日の練習




大輝は周りのレベルの低さに嫌気が差していた.....




自分の力に着いていけない周りへの苛立ち....




私が力でねじ伏せるもありだと思った....




でもそれでも大輝の心は晴れない...




青峰『零蘭が強いのは知ってんだよ...でも、選手だったら、男だったら、良かったのにと思うぜ』




大輝は私を抱き締めながら呟いた





男だったら....その言葉にショックを受けるよりも先に彼の悩みを解決できない自分に腹が立った





だから私は




『ごめんなさい....』










ついに大輝は体育館を出ていってしまった



コーチが慌てて追いかけていったけど、あの様子ではもう....









コーチが戻り代わりにテツヤが大輝を探しに行った




コーチは大輝に練習するしない関わらず試合に出すと言ったらしい...



なんでそんなことを....余計に大輝を悪くさせるだけなのに




その言葉に敦が自分も同じ扱いがいいと言い出した



でもそれは征十郎によって制止された





かに見えた




敦は征十郎に反論し始めた



そして、自分よりも弱い相手の言うことは聞かないとも....




ダメだよ.....敦...



やめてよ...




一番私と関わりのある二人がいがみ合うこの状況は見ていられなかった




咄嗟に二人の間に割って入る




『敦、何を言っているの?冗談は』



突然肩に手が乗せられる



征十郎....



赤司『零蘭、どいてくれ』



余りの声の低さに思わず横に退いてしまった






流石に頭に来たのか征十郎の提案で1on1で勝負をすることになった




前までなら征十郎が勝っていた...




でも、才能が開花した敦には流石の征十郎も全く歯が立たなかった




あと一点で敦の勝利



征十郎が負けるなんて...









その時、『彼』が目覚めた









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