第9章 ★弱々しい君★【赤司征十郎】
赤司『そうだよ、零蘭。』
『征十郎、、』
青峰『チッ、また負けた、、帰んぞさつき。』
桃井『はーい。じゃあ私帰るね♪』
『うん、またねさつき。』
『今日もお疲れ様♪』
赤司『零蘭もお疲れ。それと、この間からすまないな。零蘭には迷惑をかけた。』
『どうして謝るの?いつも頑張ってるのは征十郎なんだからたまには甘えたり気分転換しないと、倒れちゃうよ?』
赤司『零蘭、、こんな俺でも、愛してくれるか?』
そんなこと、決まってる。
『今更?私のような女を愛してくれてる人を、愛さないわけないじゃない。』
優しく微笑めばそっと抱き寄せられる。
赤司『ありがとう。』
たった一言、そう言われた。
(あぁ、零蘭。)
(ん?)
(今はまだ俺達のものだが、、)
(いつか俺だけのものにする。)
(・・・そう思えるように、、精々私を落とすことね。)
(あぁ、必ず君を手に入れてみせるから。)
あぁ、こうやって私はみんなの愛を受けて禍々しく育つ。
死ぬまで私は彼らを愛していたい。
許されなくてもいいから、、
愛されたい。
愛していたい。
我が儘な私は今日も彼等と過ごす。