第7章 ★君の騎士★【紫原敦】
まったく..しょうがない
私はポッキーを持っていた所を口にくわえ敦につき出す
すると敦はチョコの方を口にくわえ、食べ始める
一方の私は食べずにじっと待つ
これが敦の好きなポッキーの食べ方らしい
気がつくとあと数センチというところまで近づいていた
するとふと後頭部に手が添えられ逃げられなくなった
まあ、最初から逃げるつもりはないけどね
そして私達の距離はゼロになった
〔紫原敦〕
やっぱ白ちんとお菓子食べるときは口移しがいいんだよね~
いっつも赤ちんとか黄瀬ちんが邪魔してきて俺そんなに白ちんに触れてないし
にしても白ちんのキスはするたびに甘いな~って思う。お菓子の味とかもあるけどやっぱり甘い
一度顔を離して白ちんを見ると顔が少し赤
すんごい可愛い
だから俺は、
紫原『白ちん、もう一本、ちょーだい?』
ねだっちゃう
でも白ちんは嫌な顔ひとつもせずにまた口でくわえて差し出してくれる
それが嬉しくて食べたあと今度は少し深くキスしてみた
そしたら白ちんから可愛い声がでて益々嬉しくなっちゃった
他のお菓子も食べて取り合えず満足したからお昼寝することに決めた
体制は変わらなくって白ちんは横向きになって俺の胸に体を預けて寝てる
正直言っちゃうと今すぐ襲いたい
でも寝てるから我慢する
髪からお菓子みたいな優しい匂いがしてつい髪にキスしちゃった
可愛くて綺麗で、、時に残酷な腕の中の幼馴染み
小3のあの事故から俺は白ちんを守るって決めた
実際、それよりも前から決めてたけどね~
でもあの時、
~回想~
?『敦君..』
紫原『ん~?』
?『もし..もしもなんだけどね。私達に何かあったときは..あの子を、零蘭をお願いね』
紫原『・・・ん、分かった~』
?『フフッ、あの子は私にそっくりだからちょっと手がかかるけどね』
~回想終了~
あの時白ちんの母さんが言ったことと、事故が関係してるなんて俺は思ってない、、だけど守ってあげる
俺の、だ~い好きな初恋の幼馴染み