第5章 ★音楽室★【緑間真太郎】
そして首に吸い付かれキスマをつけられる
緑間『お前は、俺のものだ』
『真太郎、』
意外と独占欲強いのかな?
こんな切ない表情の真太郎、見たことない
『私は、まだ皆の物だよ』
緑間『っ、、』
『だから真太郎の物でもある。だから、そんな顔しないで?』
真太郎の頬に手を添えて笑う
緑間『あぁ、そうだったな。だが、いつか正式に迎えにいくのだよ』
『フフッ、楽しみにしてるわ』
その後、チョーカーを拾って真太郎に横抱きにされて音楽室を出た
『ちょっと気になったんだけどさ』
緑間『何だ?』
『何で音楽室に鍵かけたの?』
緑間『・・・』
『ねぇ、何で?』
真太郎の首に腕を回して顔をキスする直前まで寄せると赤くなって視線を反らされる
緑間『大した、事ではないのだよ///』
『ふ~ん。まぁいいけど』
〔緑間真太郎〕
こいつの歌声は優しく美しく、そして儚い
背を向けて歌っているときも、目を離せば何処かへ消えてしまうのではないかと
そんな予感がした俺は伴奏を止めて彼女を抱き締める
すると零蘭は涙を流していた
理由は分からないと言っているが、零蘭は普段からストレスを溜めやすい
ふと零蘭の首にあるチョーカーに目がいく
確か黄瀬が自慢していたな。大方、首輪のつもりだろうが
無性に腹が立つのだよ
俺は零蘭を机に押し倒してチョーカーを取り去る
そして白く滑らかなその首に所有印を残す
このまま抱いてしまいとも考えた
そのために音楽室の鍵を閉めたんだがな
だが、零蘭の優しい笑みに負けてする気がなくなった
だが、近いうちにその体に教え込んでやろう
お前は俺だけの物だとな
〔白崎零蘭〕
教室に戻るともう誰もいなくなっていて、辺りも薄暗くなってきていた
『今日はもう帰ろっか』
緑間『ああ。送っていってやる』
暗い夜道を二人で手を繋いで帰る
『暫くバスケできないね~』
緑間『お前の成績なら今の期間でも体育館を使って怒られることはないだろう』
『そうなんだけど、やっぱみんなとしたいんだよね♪』