第4章 ★デート★【黄瀬涼太】
『え?』
突然の言葉に固まっていると涼太が距離をつめてきた
私は壁に寄りかかっていたので後ろには逃げ場はなく思わず焦る
涼太はそのまま私の顔の横に手をつき顔をグッと近づけてくる
『涼太っ///!?何を、んっ///』
指で顎を持ち上げられ有無を言わされる間もなくキスされる
『っ///はっ///いきなり、どうしたの?』
黄瀬『ごめん、我慢できなくて』
『人がいるかもしれないんだから///』
黄瀬『関係ないっスよ。寧ろ見せつけのつもりっスから』
そう言い再び唇を塞いでくる
いきなりだったため唇を少し開けたままキスされたので彼の舌を簡単に入れてしまう
『んっ///ふうっ///』
チュッ、クチュッと舌が絡み合う音がやたら耳に響き体が震える
黄瀬『っは///零蘭っちのキス、良すぎっス///』
唇を離されてもまだ額同士をくっ付けているため距離は変わらない
『涼太///』
私は彼の首に腕を回し、自分から口づける
瞬間ピクッと彼の唇が震えたが直ぐに深く絡めてくる
キスの間熱に浮かされ色気のある彼の瞳と視線が合う
それだけでこちらも体がジワジワと熱くなる感覚が込み上げる
黄瀬『ねえ、今日零蘭っちの家泊まっちゃダメ?』
私は別に構わないんだけど
『涼太の家は?』
黄瀬『今から連絡入れれば全然大丈夫っスよ?』
『なら、夕飯ついでにね』
黄瀬『うん、ありがと///』
朔夜が着く前に涼太は親に連絡をいれた
許可をもらい至極嬉しそうな涼太につられて嬉しくなる
私も私で朔夜に交渉し許可を得た
というわけで今は私の部屋で涼太に髪を乾かしてもらっている
黄瀬『やっぱ零蘭っちの家のご飯はいつ食べても最高っスね♪』
『満足してもらえて何より♪』
すると乾き終えたのかドライヤーの音がなくなり、肩に軽い重みが来ると耳元で囁かれる
黄瀬『...でもまだ満足じゃないっスよ?』
突然視界が反転し目の前には天井と私を見下ろす涼太、背中にはベッドの感触
私、押し倒されてる?
不味いかも(;゜∇゜)